「山田一雄の芸術 /新星日本交響楽団」ライブ盤
日本の戦中・戦後の指揮者界を担った山田一雄 (1912~1991)、彼の情熱的な指揮ぶりに我々クラシック音楽ファンは吸い込まれた。 今回紹介するライブ盤はかつて東京に存在し現在は「東京フィルハーモニー交響楽団」と合併された「新星日本交響楽団」との彼の最晩年コンサート・ライブ録音を集めた2枚組アルバムである (写真1 山田一雄の芸術、2CDジャケット-日本光ディスクJOD-116~117 /写真2 CD解説ブックレット表紙)。 彼は「ヤマカズ」の愛称でも親しまれこのアルバムには楽団創立20周年を迎えた1990年のヨーロッパ公演、ベルリンのシャウシュピールハウス(現、コンツェルトハウス、ベルリン)で演奏された伊福部 昭「ラウダ・コンチェルタータ」も収録され聴きものである (写真3 CD収録作品と録音データ)。 またCDレーベル「JOD CLASSICS」は「日本光ディスク」という会社が発売元で現在では耳にしなくなった。