「東京クヮルテット」の”バルトーク弦楽四重奏曲全集、1975~1980録音

「桐朋学園」出身でニューヨークの「ジュリアード音楽院」に在籍したメンバーにより1969年に結成された「東京クヮルテット」の知名度はおそらく日本よりも当時欧米の方が高かったのではないかと思われる。 今回紹介する「バルトーク弦楽四重奏曲全集盤」は第2ヴァイオリンが名倉淑子から池田菊衛に交代したメンバーにより1975年から80年にかけて「独グラモフォン」に録音された名盤である (写真1 東京クヮルテット「バルトーク弦楽四重奏曲全集」4LP BOX、独グラモフォン国内盤78MG 0110-0112)。 しかもこの全集盤がリリースされた年(1981年)が偶然にもバルトーク生誕100年記念の年に当たっていた。 普段バルトークの室内楽を生で接することが少ない中、当時全6曲を一気に楽しめた名全集だった(写真2 LP解説ブックレット表紙/写真3 LP演奏・録音データ)。

写真1    東京クヮルテット-「バルトーク弦楽四重奏曲全集3LP BOX」(独グラモフォン国内盤78MG 0110~0112 1981年リリース)

写真2    LP解説ブックレット表紙

写真3    LP演奏・録音データ