お気に入りのLPジャケット・デザインから

〜 ミュンシュ&ボストン響「チャイコフスキー「悲愴」〜

シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団による名盤、チャイコフスキー「交響曲第6番”悲愴”」(1962年録音)は以前に紹介済みだが今回はこのジャケット・デザインにスポットをあててみたい。 筆者はジャケット・デザインに使用されたイラスト、今にも泣きだしそうな顔つきに惹きつけられた。 イラスト画の下部にE. Karlinとサインがあるので20世紀に活躍したアメリカのイラストレーターユージン・カーリン (Eugene Karlin/1918~2003)の作品と思われる。 彼は米RCAビクターや米CBSコロムビアのLPジャケットデザインを数多く手がけている。 ちなみに紹介LPは米RCAビクターのスペイン盤だが米オリジナル盤も同一デザイン・ジャケットでリリースされた。 また当時米RCAが新開発したステレオ録音DYNAGROOVE(ダイナグルーヴ)のロゴも懐かしい(写真1 LPジャケット、米RCA スペイン盤LSC-2683/写真2 LPレーベル面)。

写真1    ミュンシュ&ボストン響-チャイコフスキー「悲愴」LPジャケット(RCA Victor-スペイン盤-LSC 2683)

写真2    LPレーベル面