アメリカの名ヴォーカリスト「ヴィッキー・カー」ライヴ盤から

学生時代の筆者は現在も現役で活躍中のアメリカ、テキサス州出身の名ヴォーカリスト「ヴィッキー・カー(Vikki Carr)」に夢中になったことがある。 当時何枚かの彼女のアルバムも買い求めたがなかでもロサンゼルスの広大な市営公園グリフィス・パーク(Griffith Park)内に位置する野外円形劇場のグリーク劇場 (Greek Theatre、写真1)における1973年コンサート・ライブ盤は特に気に入っている (写真2 LPジャケット、米コロムビアKG32656 1973年リリース/写真3 LPレーベル面)。 コンサートのイントロダクションはドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」をジャズにアレンジした楽器演奏から始まるところなども興味をそそった。 彼女のレパトリーは広くポップス、ジャズ、カントリー等々なんでも巧みに歌いこなすところやスペイン語も得意としてこのアルバムでも「スパニッシュ・メロディー」も披露している。 またライブの魅力のひとつ軽妙洒脱な「トーク」も花を添えている。

写真1    「Greek Theatre , Los Angels」(インターネット画像から)

写真2    ヴィッキー・カー 1973年ロサンゼルス グリーク劇場ライブ盤2LPジャケット(米コロムビアKG32656)

写真3    LPレーベル面