アルヘンタ指揮 “エスパーニャ”
今回の紹介盤、スペインの名匠アタウルフォ・アルヘンタ(Ataúlfo Argenta/1913~1958)の「エスパーニャ(España)」は彼が不慮の一酸化炭素中毒事故で亡くなるおよそ1年前に録音されたステレオ録音の代表盤のひとつである。 タイトルの通りスペインにゆかりのある作品が収められたアルバムだがちなみにスペインの作曲家はエンリケ・グラナドスのみである。 管弦楽は彼が当時よく客演したロンドン交響楽団、目が覚めるような英デッカの録音の素晴らしさも魅力である。 アルバム にはスイス・ロマンド管弦楽団とのほぼ同時期録音のドビュッシー「管弦楽のための映像」も収録されている(写真1 CDジャケット、アルヘンタ指揮”エスパーニャ”、国内盤デッカ-POCL 6007 /写真2 CD演奏・録音データ)。