アントニ―・ヴィットのR. シュトラウス ”アルプス交響曲”

ポーランドの名匠、今年75歳を迎える「アントニー・ヴィット(Antoni Wit)」はシマノフスキやルトスワフスキなどの現代音楽を大変得意とする一方リヒャルト・シュトラウスなど後期ロマン派音楽にも定評がある。 とりわけ「NAXOSレーベル」を中心に数多く録音しているが今回紹介するR. シュトラウス「アルプス交響曲」もその代表盤のひとつである。 これは「ワイマール州立歌劇場管弦楽団(Staatskapelle Weimar)」を指揮した2005年7月「ワイマール・ハレ (Weimar Halle)」におけるセッション録音である (写真1 CDジャケットNAXOS 8.557811 / 写真2  CD演奏・録音デーダ)。 ジャケットにサインを入れてもらった際に「私のベスト盤のひとつ」と語ってくれたことを思い出されるがヴィットの棒がオーケストラを雄大に響かせ見事な音による描写を聴かせている。 また録音も大変素晴らしいことも付け加えておきたい。
ちなみに「ワイマール州立歌劇場管弦楽団」については既に「漫遊記43」で初来日公演の模様を取り上げ済みだが「ワイマール州立劇場」を本拠に活動している創設400年余りの古い歴史を持つオーケストラである(写真3   ワイマール州立劇場、2002年9月筆者撮影)。

写真1    A. ヴィット&ワイマール州立歌劇場管「アルプス交響曲」CDジャケット(NAXOS 8.55781 1)に入れてもらたサイン

写真2    CD演奏・録音データ

写真3    ワイマール州立劇場(2002年9月筆者撮影)