アンドルー・リットン&ダラス交響楽団によるマーラー交響曲第5番、1993 live

テキサス州ダラスに本拠を置く ダラス交響楽団は設立からもう1世紀以上の歴史を持つオーケストラである。 戦後アンタル・ドラティが音楽監督を務め米国のメジャー・オーケストラの一つとなりその後歴代音楽監督にはパウル・クレツキやゲオルク・ショルティの顔が見える。 今回は1994年から2006年まで音楽監督を務めたアンドルー・リットンが振るマーラーの交響曲第5番を取り上げてみたい。 このCDは当時「ファイバー・オプティック&20ビット高品位録音」でマニアの間で話題となった米ドリアン(DORIAN)レーベルからリリースされた (写真1 CDジャケット、米DORIAN-DOR-90193)。  彼がこのダラス交響楽団の音楽監督就任直前の1993年9月本拠地メイヤーソン・シンフォニック・センターにおけるコンサート・ライブである(写真2 録音会場のメイヤーソン・シンフォニック・センター、CDブックレットから/写真3 CD録音データ)。 透明感ある録音の良さ並びに少々控えめながらリットンの品格を感じさせる演奏である。 また演奏後の聴衆の盛大な拍手も収められ会場の雰囲気がダイレクトに伝わってくる。

写真1    アンドルー・リットン&ダラス響「マーラー交響曲第5番」CDジャケット(米DORIAN-DOR 9103)1993年ライブ盤

写真2    録音会場「メイヤーソン・シンフォニック・センター(ダラス)CDブックレット掲載写真

写真3-CD録音データ