アンドルー・リットン&ロイヤル・フィルによるラフマニノフ交響曲全集、1989

今年(2022年)63歳を迎えるニューヨーク出身、実力派指揮者アンドルー・リットン(Andrew Litton、写真1)によるラフマニノフ交響曲録音はすでに「漫遊記637」でベルゲン・フィル首席指揮者時代の名盤「第2番」(2014年録音)を紹介済みだが今回紹介のロイヤル・フィルとの1989年全集盤もメリハリをきかせたスケール感ある演奏が魅力である。 2002年英ヴァージン・クラシックス(Virgin Classics)からリリースされた2CDセットである (写真2 CDジャケット、英Virgin Classics ) 。 こちらも個人的には好きなラフマニノフの交響曲全集録音のひとつだが少々地味な存在なのが惜しまれる。 このCDジャケット・カバーデザインはフランスの画家ジュール・ブルトン(Jules Breton/1827~1906)の「落穂拾いの女たちの招集(Le Rappel des glaneuses-1859)」(オルセー美術館 パリ-所蔵)である。

写真1    アンドルー・リットン(インターネット画像から)

写真2    アンドルー・リットン&ロイヤル・フィル「ラフマニノフ交響曲全集」2CD-(英Virgin Classics 7243 5 62037 2 3)