アンドレ・ワッツによるチャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」 /バーンスタイン&ニューヨーク・フィル

日本のファンも多かったアメリカの技巧派ピアニスト、アンドレ・ワッツの訃報が伝えられたのは昨年7のことだった。 初来日は1969年読売日響定期公演客演(ラフマニノフ-ピアノ協奏曲第3番)も筆者の記憶に残る。 紹介盤、バーンスタイン&ニューヨーク・フィルハーモニックとの1973年録音チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」はリリース当時反響を呼んだ1枚、キャッチフレーズは「ワッ!! と驚く、ワッツの新録音」だった。 当時流行の「SQ4チャンネル・レコード」(リア・スピーカー二つを加えることでより立体的音響効果を得る)でリリースされた。 また遅いテンポの「第一楽章」が極めて印象的だ(写真1 LPジャケットCBSソニーSOCP 9 、1975年リリース盤/写真2 LPレーベル面)。

写真1    LPジャケット(CBS ソニー SOCP 9)1975年国内初出盤

 

写真2    LPレーベル面