アンドレ・ヴァンデルノート&パリ音楽院管によるモーツァルト「交響曲第40番&第41番」

ベルギー出身、王立劇場(モネ劇場)の音楽監督も務めた名匠アンドレ・ヴァンデルノート(André Vandernoot/1927~1991、写真1)は1965年に初来日し読売日響に客演している。 ただ彼のレコード録音はそれほど多くなくとりわけ1970年代以降はベルギー国内を中心に活動したためか世界的には地味な存在だった。 今回のスポットをあてるパリ音楽院管弦楽団(L’Ochestre de la Concerts du Conservatoire, Paris)とのモーツァルト「交響曲第40番&第41番 ”ジュピター ”」も若き彼の名録音として知られている。 彼は1950年代後期、モーツァルト交響曲録音をこのコンビで「第25番」「第29番」「第33番」「第35番~第41番」(第37番除く)9曲を仏パテ(EMI Pathé  Marconi)にモノラル録音していた。 紹介盤はこの一連録音、英HMV Concert Classics盤である。 またパリ音楽院管弦楽団のモーツァルト交響曲録音としても貴重である (写真2 LPジャケット、英HMV Concrt Classics-XLP 20006/写真3 LPレーベル面)。

写真1    アンドレ・ ヴァンデルノート(インターネット画像から)

 

写真2    LPジャケット(英HMV Concert Classics-XLP 20006)

 

写真3    LPレーベル面