アンネローゼ・シュミットのシューマン「謝肉祭」&「ダヴィド同盟舞曲集」
旧東独出身、ドイツを代表する世界的女流ピアニストのアンネローゼ・シュミット(Annerose Schmidt、写真1)が今年(2022年)3月85歳で亡くなった。 たびたび来日も重ね日本のファンも多かった。 彼女のシューマンのピアノ作品については過去に「漫遊記294」で「クライスレリアーナ」を取り上げているがその後に録音されたこの「謝肉祭(Carnaval)」「ダヴィド同盟舞曲集(Die Davidsbündlertänze)」 (1975年録音)も名盤である。 彼女のシューマンはショパンと共に定評があり国際ロベルト・シューマン・コンクール優勝(1956)やシューマンの生まれ故郷ツヴィッカウ(Zwickau)のロベルト・シューマン賞(1964)を授与されるなど輝かしい経歴も持つピアニストだった。