アンネローゼ・シュミット(Pf)によるモーツァルト「ピアノ協奏曲第21番」、1973
〜クルト・マズア指揮ドレスデン・フィル(1973年録音)〜
旧東独出身の名女流ピアニストのアンネローゼ・シュミット(写真1)は1970年代から読売日本交響楽団などに客演し日本のファンも多い。 今回の紹介盤モーツァルト「ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467」は彼女がクルト・マズア指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団と1970年代に録音完結したピアノ協奏曲全集録音(独オイロディスク原盤)から筆者が一番好きな1枚、国内盤は「第19番」とカップリングされ1976年にリリースされた (写真2 LPジャケット、日本コロムビアOQ-7401-K/写真3 LPレーベル面)。 彼女のとても繊細で自然体での演奏が魅力である。 尚、この「第21番」はモーツァルト自身のカデンツァがないためハンガリー往年のピアニスト、モーツァルトも得意としたフォルデス・アンドール(Földes Andor)のものを弾いている。