アーノンクール&ベルリン・フィルによるブラームス交響曲全集

〜 独TELDEC-1996~1997ライブ録音 〜

ニコラウス・アーノンクール(Nikolaus Harnoncourt/1929~2016)の印象はやはりオリジナル楽器による演奏団体ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス(Concentus Musicus Wien)との古楽作品録音が強いが後年録音のモダン楽器によるロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団との「シューベルト交響曲全集」(漫遊記871)や今回紹介するベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との「ブラームス交響曲全集」(いずれも「独TELDEC録音」)も話題を呼んだ。 この「ブーラムス全集盤」は1996年から97年にかけてベルリン・フィルハーモニーでのライブ録音となっている。 ライブ録音といっても会場の聴衆ノイズ等はほとんど聴き取れないのでゲネ・プロなどの演奏も含め編集されたものだろう。 演奏はアーノンクールの風格と共にこまやかな叙情性も感じさせる名演である(写真 CDセット・ジャケット、独TELDEC)。

写真    アーノンクール&ベルリン・フィル、ブラームス「交響曲全集」3CDセット(独TELDEC-0630-13136-2)