イダ・ヘンデルの貴重放送用録音から(2/2)<チャイコフスキー&ドヴォルザーク>
前回に続いてもう1枚、独ヘンスラーレーベルから2010年にリリースされたイダ・ヘンデルの放送用貴重録音からチャイコフスキー&ドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲を紹介したい。 CDブックレットの録音データによればチャイコフスキーが1960年1月8日、ドヴォルザークが1965年9月12日の録音である。 管弦楽及び指揮者は前回と同様の南ドイツ放送交響楽団(シュトゥットガルト放送交響楽団)、ハンス・ミュラー=クライである。 彼女はSP時代にこの二つの作品を録音していたそうだがそれ以外には録音が見当たらないのでこちらも貴重盤である。 ただ1960年代の録音なのでモノラル録音がちょっと惜しまれるが録音は大変良好だ(写真1 CDジャケット、独ヘンスラーCD 94. 205 /写真2 CD演奏データ)。