イヴリー・ギトリスによるヴィエニャフスキ「ヴァイオリン協奏曲第1番&第2番」

イスラエル出身、親日家でもあった技巧派ヴァイオリニストのイヴリー・ギトリス(Ivry Gitlis/1922~2020)の名盤から今回はポーランドのヴィエニャフスキのヴァイオリン協奏曲を取り上げてみたい。 作曲のヘンリク・ヴィエニャフスキ (Henryk Wieniawski/1835~1880)自身、ヴァイオリンのヴィルトゥオーソで自演のためのヴァイオリン作品を数多く書いた。 ちなみにヴァイオリン協奏曲はこの「第1番嬰ヘ短調 作品14」、「第2番ニ短調 作品22」の二つである。 両作品共に抒情的で華麗な作品、ギトリスの情熱的なヴァイオリンに引き込まれる。 バックはフランスの名匠、ジャン=クロード・カサドシュ(Jean-Claude Casadesus/1935~ )指揮モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団(1969年7月録音)である。 紹介LPはヴィエニャフスキ没後100年の1980年に国内盤フィリップスから廉価盤で再リリースされた1枚である (写真1 LPジャケット、国内盤PHILIPS 13PC-283/写真2 LPレーベル面)。

写真1    LPジャケット(国内盤PHILIPS-13PC-283)1980年リリース盤

 

写真2 LPレーベル面