ウィリアム・ボートン「エルガーの肖像」

バーミンガム(Birmingham)出身、今年72歳を迎える指揮者・チェロ奏者のウィリアム・ボートン(William Boughton)はイギリス音楽のスペシャリストである。 彼は1980年にイギリス交響楽団&弦楽合奏団(English Symphony & String Orchestra)を創設し演奏活動を開始、レコード録音も英ニンバス(Nimbus)レーベルに行っている。 今回は彼の代表的録音、「エルガーの肖像(A Portrait Of Elgar)」と題する1996年にリリースされた4CD BOXセットを取り上げてみたい (写真1 「エルガーの肖像」4CD BOX-英Nimbus-NI 1769 /写真2 ウィリアム・ボートン-CD ブックレット裏面写真) 。 ちなみにこのオーケストラは彼の生まれ故郷バーミンガムの近郊、南西に位置する風光明媚な都市ウスター(Worcester)を本拠としている。 この街はウスター大聖堂 (写真3)や「ウスター・ソース」発祥の地として知られている。 CD BOXには交響曲を除く数多くの作品が網羅され普段耳にすることがない作品も含め気軽にエルガーの世界に入り込めるところも魅力である (写真4 CD BOX 収録作品)。

写真1     「エルガーの肖像」4CD BOX(英Nimbus NI 1769)1996年リリース

写真2    ウィリアム・ボートン(CDブックレット裏面写真)

写真3     ウスター大聖堂(インターネット画像)

写真4    CD BOX収録作品