エドワード・ダウンズ&ロンドン・フィルによる「オペラ序曲名曲集」

レコード整理中にまた懐かしいLPが1枚出てきた。 エドワード・ダウンズ(Edward Downes/1924~2009、写真1)がロンドン・フィルを指揮した「オペラ序曲名曲集」である。 筆者が中学時代に買ってもらったクラシック音楽入門レコード、タイトルの通りオペラ序曲の名曲-5作品が収められたアルバムで当時は何度となく針をおろした。 しかし指揮者エドワード・ダウンズについては解説にもないので当時は知る由もなかった。 彼はバーミンガム出身、名匠ヘルマン・シェルヘンにも学びロンドンのコベントガーデン・ロイヤル・オペラハウスでラファエル・クーベリックの助手も務め長きに渡りオペラ指揮者として数多くの演目を手掛けた人である。 1970年にはニュー・フィルハーモニア管弦楽団とジョン・プリッチャードに同行し初来日している。 オペラのスペシャリストが振るこの序曲集は聴きごたえありの名演である (写真2 LPジャケット、日本コロムビアJS 7-ML/写真3 LPレーベル面)。  1991年からは「ナイト」の称号を叙されている。

写真1    エドワード・ダウンズ(1970年ニュー・フィルハーモニア管初来日公演プログラムから)

写真2    LPジャケット(日本コロムビア-JS 7-ML)1964年リリース盤

写真3    LPレーベル面