オットマール・スウィトナー&N響を聴く、1973

~1973年1月7日、<ヨハン&ヨゼフ・シュトラウスの午後> 東京文化会館にて~

~1973年1月12日・19日、NHK交響楽団 第592回/第593回定期 東京文化会館にて~

オットマール・スウィトナーがNHK交響楽団の指揮台に初登場したのは1971年12月と記憶しているが筆者が彼の指揮に生で接したのは1973年1月のことだった。彼はこの年に開催された「'73都民芸術フェスティバル」にNHK交響楽団と出演(1973年1月7日東京文化会館)正月ということもあり「ヨハン&ヨーゼフ・シュトラウスの午後」と題して「ウインナ・ワルツ、ポルカ」を振っている。入場料も東京都助成公演ということもあり全席自由席400円という安さ。会場は超満員のクラシック音楽ファンで埋まった。筆者もスウィトナーが振る「ウィンナ・ワルツ」に興味津々、彼のレパトリーの広さにこの時驚いた次第である(写真1 「1973年都民芸術フェスティバル・プログラム」表紙/写真2 「'73都民芸術フェスティバル-スウィトナー&N響演奏曲目」)。この後彼は「1月N響定期 第592/593/594回」に出演、筆者は第592回と第593回の各初日公演(1/12・1/19)、会場も同じ「東京文化会館」に足を運ぶ。またスウィトナーは時を同じくしてN響より「名誉指揮者」の称号が送られた(写真3 フィルハーモニー1973年1月の表紙/写真4 "スィトナー氏N響名誉指揮者"の記事(フィルハーモニー))。定期公演プログラムはスウィトナー得意のドイツ・オーストリア古典派から後期ロマン派までの作品がズラリ並ぶ(写真5 N響第592/593/594回 定期公演プログラム表紙/写真6 スウィトナーのサインと第592回 定期公演演奏曲目/写真7 第593/594回 定期公演演奏曲目」。彼の演奏スタイルには地味ながら渋味も感じるドイツのオーソドックス・スタイルに好感が持てた。尚、プログラムのスウィトナー氏のサインは例によって定期コンサート終了後に入れてもらったものである。写真8は第592回と第593回の定期公演チケット、写真9は「'73年都民芸術フェスティバル」のスウィトナー&N響1月7日公演チケットである。

写真1 '73年都民芸術フェスティバルプログラム表紙

写真2 '73都民芸術フェスティバル-スウィトナー&N響演奏曲目

写真3 フィルハーモニー1973年1月号表紙

写真4 スウィトナー氏N響名誉指揮者の記事(フィルハーモニー)

写真5 N響 第592/593/594 回定期プログラム表紙

写真6 スィトナー氏に入れてもらったサインとN響 第592回 定期公演演奏曲目

写真7 N響 第593/594回 定期公演演奏曲目

写真8 N響 第592回と第593回 の定期公演チケット

写真9 「'73年都民芸術フェスティバル」スウィトナー&N響1月7日公演チケット