オッフェンバックの歌劇「ホフマン物語」

ドイツ出身でフランスで活躍し帰化したジャック・オフェンバック(Jaques Offenbach/1819~1880)は実に100曲超える オペレッタ(オペラ・コミーク)を作曲したと云われている。 今回スポットをあてる「ホフマン物語」は彼の最晩年に取りかかった未完となった正オペラ作品でもあった。 未完のため補筆された様々な版で上演されることが多い昨今だがやはりよく知らているのは何といってもオーケストラ・コンサートでも単独で演奏される「ホフマンの舟歌」であろう。 紹介LP盤はドイツのオペラ・ハウスを中心に活躍したリヒャルト・クラウス(Richard Kraus/1902~1978、写真1)がベルリン・ドイツ・オペラ(Deutschen  Oper Berlin)音楽監督時代 の1962年に録音したドイツ語版によるハイライト盤である。 往年の名歌手と共に聴くこの独グラモフォン/ステレオ・セッション盤は演奏並びに録音も素晴らしくこの作品のエッセンスが味わえる1枚である (写真2  LPジャケット、独グラモフォン、136 414 SLPM/写真3 LP演奏・キャスト一覧)。

写真1    リヒャルト・クラウス(インターネット画像から)

写真2    リヒャルト・クラウス&ベルリン・ドイツ・オペラ管ほか/オッフェンバック歌劇「ホフマン物語」抜粋、LPジャケット(独グラモフォン136 414 SLPM)

写真3    録音・キャスト一覧