オーストラリア大陸横断鉄道豪華寝台列車"ザ・ガン"の旅(3)、1993年2月

オーストラリア大陸のほぼ真ん中に位置する「ウルル・カタ・ジュタ国立公園(Uluru-Kata Tjuta National Park)」はアリス・スプリングスから西へおよそ450Km、空路約50分である。 筆者は1993年2月20日正午過ぎ現在はその姿を消した懐かしい「オーストラリアン航空(Australian Airlines)」で玄関口「エアーズロック空港」に到着した(写真1  懐かしの「オーストラリアン航空」B-737-400筆者撮影)。 この国立公園はユネスコ世界自然遺産に1987年に登録され「地球のヘソ」と云われる「エアーズロック(ウルル)」と「マウント・オルガ(カタ・ジュタ)」の雄大な景観が人気である。 滞在ホテルは空港から約6Km離れた「エアーズロック・リゾート」と呼ばれるひとつの街の中にありレストラン、ショッピングセンター、ビジターズセンター等々が集中しており空港からは無料のシャトルバス・サービスもある(写真2  「エアーズロック・リゾート」イラストマップ、1993年)。
筆者はこの日、午後3時スタートの「マウント・オルガ散策とサンセット・バーベキュー」というバス・ツアーに参加した。 マウント・オルガはここからバスで約1時間の距離にある。夏の陽ざしは高く午後4時過ぎとはいえかなりの暑さに堪えた。 参加者は「マウント・オルガ」の散策をガイドの誘導で約2時間余り楽しんだが結構体力も必要だった(写真3  「マウウト・オルガ」、筆者撮影/写真4  「マウント・オルガ」の散策、筆者撮影)。 尚、「マウント・オルガ」はこの2年後(1995年)に正式名称を先住民「アボリジニ」の言葉「カタ・ジュタ」に改められたようだ。 散策を終えそろそろ日が傾きはじめたころの「マウント・オルガ」の景観はさらに素晴らしかった(写真5 夕暮れの「マウント・オルガ」、筆者撮影)。 その後「バーベキュー・ディナー」を楽しみドライバー・ガイドによる満天の星空の中での星座の話に興味が湧いた。 夜空を横切る「天の川」もこれほど素晴らしくきれいに見えたことも強烈な印象だった。 またこの国立公園には入園チケットが必要でこの当時8オーストラリア・ドル(700円前後)だった(写真6  入園チケット)。

(つづく)

写真1    懐かしの「オーストラリアン航空B-737-400」(エアーズロック空港1993年2月筆者撮影)

写真2    「エアーズロック・リゾート」イラスト・マップ(1993年)

写真3    マウント・オルガ(筆者撮影)

写真4    マウント・オルガ散策(筆者撮影)

写真5    夕暮れのマウント・オルガ(筆者撮影)

写真6    ウルル・カタ・ジュタ国立公園入園チケット