オーストラリア大陸横断鉄道豪華寝台列車"ザ・ガン”の旅(4)、1993年2月

「エアーズロック・リゾート」滞在2日目(1993年2月21日)はこの地域の観光の目玉でもある通称「エアーズロック」のツアーに参加した。 この「エアーズロック」はオーストラリア先住民(アボリジニ)の神聖の地で約5億年前から形成され始めたと云われており正式名称は「アボリジニ」の言葉で「ウルル」と呼ばれている。 「エアーズロック・リゾート」からは約20kmの位置にある(前回のイラスト・マップ参照)。
筆者が参加したバス・ツアーは滞在ホテルを午前9時スタートの英語ドライバー・ガイドによる半日ツアーでエアーズロック周囲を徒歩で散策するものだった。 およそ30分で目的地に到着。 ガイドの誘導でゆっくりとこの「世界自然遺産」の散策を満喫した(写真1  「エアーズ・ロック全景」、バス車窓から筆者撮影)/写真2・3 ガイドの誘導で「エアーズ・ロック」散策)。 「エアーズロック」は周囲約10Km弱、高さ約350mの岩山で砂岩には多くの鉄分を含み山の表面は酸化による赤い岩肌が太陽の光線を浴び見る角度からも様々な色合いによる景観が魅力的である。 またその昔先住民が描き残した壁画も見学することができた(写真4 先住民アボリジニによる岩肌の壁画、筆者撮影/写真5  「エアーズロック、アップ写真」、筆者撮影)。 興味津々の探検ツアーで約3時間半がアッという間に経過した。 この当時は登山も可能だったがやはり神聖な地」、今年(2019年)の10月26日から観光客による登山は全面禁止になるようだ。 筆者はこの日の夕方、空路次の目的地「西オーストラリア州」の州都パースに向かった。 飛行機はこれも現在は姿を消した懐かしい「アンセット(W.A.)航空」、機材もちょっと珍しい「ブリティッシュ・エアロスペース・BAe146」小型4発ジェトだった(写真6  「アンセットW.A.航空/BAe146・(エアーズロック空港)」、筆者撮影) 。

(つづく)

写真1    エアーズロック全景(バス車窓から筆者撮影)

写真2    「エアーズロック」散策(1)(筆者撮影)

写真3    「エアーズロック散策」(2)筆者撮影

写真4    アボリジニによる壁画(筆者撮影)

写真5    エアーズロック(アップ)筆者撮影

写真6    アンセットW.A./BAe146、エアーズロック空港(筆者撮影)