オーストラリア大陸横断鉄道豪華寝台列車"ザ・ガン”の旅(5)、1993年2月
西オーストラリア州の州都「パース(Perth)」は世界で一番美しい街とも云われている。 成田 ⇔ パース間は当時「カンタス航空」が直行便を飛ばしていたが現在は運休中である。 しかし周辺も含め観光スポットは豊富で世界から多くの観光客で賑わっている(写真1 パース周辺の観光マップ、赤枠が今回筆者が訪れたスポットである)。 街は「スワン川」に沿ってありそのモダンな現代建築と歴史的建築との調和が美しい(写真2 風光明媚なパースの街/写真3 ダウンタウンに位置する「タウン・ホール」1870年ビクトリア様式、筆者撮影)。 また音楽文化面では日本では馴染みが薄いが「西オーストラリア交響楽団(THE WEST AUSTRALIAN SYMPHONY ORCHESTRA)」が本拠地「パース・コンサート・ホール」(写真4筆者撮影)で定期公演を開催している。 このオーケストラは名指揮者ヨゼーフ・クリップス(Josef Krips/1902-1974)の弟にあたるヘンリー・クリップス(Henry Krips/1912-1987)が1948年から20年余りに渡り首席指揮者を務めていたことでも知られている。 現在の首席指揮者はイスラエル出身、1958年生まれのアッシャー・フィッシュ(Asher Fisch)が務めているようだ(写真5 「西オーストラリア交響楽団-1993年シーズン・プログラム冊子」/写真6 同、プログラム冊子から筆者が興味をひいたプログラム)。
パース郊外の街フリーマントル(Fremantle)へは電車で約30分(写真7 フリーマントル駅、筆者撮影)。 この駅舎は1900年代に建てられたオシャレなレンガ造りで2001年には州の歴史遺産に登録された。 このほかこの街のシンボルでもあるタウン・ホール(1887年)(写真8筆者撮影)、フリーマントル・マーケット(1897年)(写真9筆者撮影)等々の歴史的建造物が見逃せない。 さらに州の最古の建造物(1831年) とされる「ラウンド・ハウス」と呼ばれる旧刑務所(写真10筆者撮影)の高台からのインド洋の眺めが美しかった(写真11 ラウンド・ハウスの高台から眺めるインド洋)。
(つづく)