オーストラリア大陸横断鉄道豪華寝台列車"ザ・ガン"の旅(6、完)、1993年2月
〜パース近郊、"ウェーブ・ロック"と"ピナクルズ” を巡る〜
旅の締めくくりは2日に渡って西オーストラリアの人気の観光スポット、日帰りバス・ツアーで「ピナクルズ」と「ウェーブ・ロック」に足を延ばしてみた。
ピナクルズはパースから北へおよそ200Km海岸線を走ったところに位置するナンバン国立公園の一角にある奇岩群である(写真1 ナンバン国立公園のパンフレット、1993年当時)。 その昔、海岸の原生林が風化して長い年月を経て形成された大自然の不思議である(写真2 ピナクルズの奇岩群、筆者撮影)。 午後は「ランセリンの大砂丘と呼ばれるまるで雪のように真っ白な大砂丘に立ち寄った(写真3 ランセリンの大砂丘、筆者撮影)。 ここでは4WD車に乗車し砂丘を滑走するツアーにも参加。 アップダウンが激しい砂丘を4WDで滑走、まさにジェット・コースターのようなスリリングな体験が味わえた(写真4 大砂丘を4WDで滑走するスリリングなツアー、筆者撮影)。 また砂丘の向うに広がるインド洋の砂浜も散策、ユリカモメの大群にも出会えた(写真5 ユリカモメの大群、筆者撮影)。
2日目はパースからさらに遠く東へおよそ350Km離れた内陸部に位置する「ウェーブロック」へ向かう。 バスで片道、途中休憩を含め6時間を要するロング・ライブである。 途中、この地区で最初に開拓されたと云われる歴史ある街ヨーク(York)で1時間の休憩をとりメイン・ストリートを散策する(写真6 ヨークのメイン・ストリート、筆者撮影)。 この街の歴史的建造物タウンホール、現在観光案内所にもなっている(写真7 タウンホール(1911年)絵になる1枚、筆者撮影)。 ついでに自動車博物館も覗いてみた。 クラシック・カーが展示されておりなかなか興味深かかった。 そしていよいよ目的地の「ウェーブロック」に到着(写真8 ウェーブロックのパンフレット)。 ウェーブロックは名前の通りまさに「波」のように見える岩からその名が付けられている。 全体の長さは110m、高さが15mほどあるそうである。 やはりこれも数十億年という長い年月を経て雨風により浸食され自然形成された不思議な花崗岩の岩である。 我々が住む地球の偉大さを改めて感じた次第であった(写真9 ウエーブロック入り口付近から筆者撮影/写真10 ウエーブロック、筆者撮影)
(完)