カラヤン、プッチーニ歌劇「蝶々夫人」全曲盤、1974

カラヤンによるプッチーニの歌劇「蝶々夫人(Madama Butterfly)」全曲録音盤はマリア・カラスとのミラノ・スカラ座管1955年英コロムビア・モノラル録音と紹介盤ミッレラ・フレーニとのウィーン・フィル1974年英デッカ・ステレオ録音が残されている。 さらに付け加えるとこの英デッカ録音を元にピンカートン役のルチアーノ・パヴァロッティをプラシド・ドミンゴに替えた映像作品も制作された。 カラヤンお気に入りの「フレーニ」とのこのステレオ盤はより一層耽美的にオペラに陶酔することができた (写真1 3LP BOX-カラヤン「プッチーニ”蝶々夫人”全曲」国内初出盤、キングSLC-7210-12/写真2 LPキャスト一覧・録音データ)。 しかし実演となるとカラヤンはこの作品をデビュー時代にウルム市立歌劇場で数回のほかは1950年代にウィーン国立歌劇場で1度上演した記録があるくらいである。

写真1    カラヤン/ プッチーニ歌劇「蝶々夫人」全曲3LP BOX(国内盤ロンドンSLC-7210~12)1975年リリース

写真2    キャスト一覧・録音データ