カラヤンによるプロコフィエフ「ピーターと狼」
カラヤンのプロコフィエフ「ピータと狼」は1956年~57年に録音されたフィルハーモニア管弦楽団とのものが唯一のレコード録音である。 オリジナル・ステレオ録音だが1958年初出LPは国内外盤共モノラル盤でリリースされている。 紹介盤は1961年にステレオで再リリースされた日本コロムビア盤である(写真1 LPジャケット、OS-3010/写真2 LPレーベル面)。 イギリスの名優、「ピーター・ユスティノフ」の英語による語りも素晴らしい。 後に発売権が東芝レコードに移ってからは日本語版が制作され当時大人気のお茶の間アイドル歌手「坂本 九」が語りをつとめレコードの売れ行きは上々だったようである。 このほか海外盤ではドイツ語、フランス語、イタリア語版などもリリースされている。 尚、このLP第二面に収録されたレオポルド・モーツァルト作「おもちゃの交響曲」はこの当時まだハイドン作となっている。