カラヤンのホルスト組曲「惑星」
カラヤンのホルスト組曲「惑星」レコード録音は1961年録音ウィーン・フィル盤(写真1 LPジャケット、国内初出盤-キング-ロンドンSLC 1180) と20年後のベルリン・フィルとのデジタル録音盤(写真2 LPジャケット、国内初出盤グラモフォン-28MG 0183)の二種類ある。 いずれも甲乙つけがたい名盤だがこの作品を初演したサー・エドリアン・ボールト(Sir Adrian Boult/1889~1983)をはじめとするイギリス系指揮者による録音が当時目立つなか前者ウィーン・フィル盤はとりわけ注目され録音の素晴らしさと共に日本のクラシック音楽ファンにこの作品の魅力を伝えた1枚となった。 英デッカが誇る世界的名プロデューサージョン・カルショウ(John Culshaw/1924~1980)によるウィーン、ソフィエンザール(Sofiensäle)におけるセッションである。 また余談になるがカラヤンはこの録音のおよそ二ヶ月後にウィーン国立歌劇場でドイツの振付師・演出家エーリヒ・ヴァルター (Erich Walter/1927~1983)振付けによる「惑星」のバレエ上演を行っている。