カラヤン&パリ管/フランクの交響曲ニ短調、1969

ヘルベルト・フォン・カラヤンは1969年2月、パリ管弦楽団の音楽顧問という役に就任し1971年10月まで務めている。 その間に同コンビで数枚のレコード録音も行いとりわけ注目された1枚がフランクの交響曲ニ短調だったと思う (写真1 国内盤LPリリース当時の宣伝広告/1970年カラヤン&ベルリン・フィル1970年東京公演プログラム冊子から)。 1969年11月パリのサル・ワグラムにおけるセッションでこの作品カラヤン唯一のレコード録音となった (写真2 LPジャケット、東芝エンジェルAA-8655、 1970年リリース/写真3 LPジャケット裏面)。 彼は実演でもパリ管はもちろんベルリン・フィルとも当時プログラムに取り上げているがその後は演奏されてないようだ。 渋味も感じる交響曲だが筆者は優美に仕上げたカラヤン・スタイルにハマってしまった。

写真1    LPリリース当時のカラヤン&パリ管/フランク交響曲ニ短調、宣伝広告(1970年カラヤン&ベルリン・フィル東京公演プログム冊子から)

写真2    カラヤン&パリ管/フランク交響曲ニ短調、国内盤LP初出ジャケット(東芝エンジェル-AA 8655)1970年

写真3    LPジャケット裏面