カラヤン&フィルハーモニア管弦楽団”プロムナード・コンサート”

〜英EMI Columbia ステレオ録音初出盤 SAX 2404 (1960年録音)〜

1950年代から60年にかけてカラヤンは「英EMI Columbia」のチーフ・プロデュサー「ウォルター・レッグ(Walter Legge)」とのコンビで「フィルハーモニア管弦楽団」と数々のレコーディング活動を行った。 とりわけ今回スポットをあてる「プロムナード・コンサート」と銘打ったレコードは全く選曲も同一でモノラル録音(1953年~55年録音)と再録音された当盤1960年ステレオ録音の二種類が存在し発売当時ベスト・セラーだったそうだ。 また両者とも選曲が全く同一と云うことも珍しかったのではないかと思う。 もちろん演奏・録音共に云うまでもなく素晴らしい。 さらにこのステレオ再録音盤初出ジャケットがなかなかお洒落で粋である(写真1  カラヤン&フィルハーモニア管弦楽団「プロムナード・コンサート」英EMI Columbia-SAX2404(初出盤) /写真2  同、レコード・レーベル面)。 参考までにLP収録作品は次の9作品である。
●ワルトトイフェル:ワルツ「スケートをする人々」
●J.シュトラウスII世:「トリッチ・トラッチ・ポルカ」
●J. シトラウス I世:「ラデツキー行進曲」
●シャブリエ:狂詩曲「スペイン」
●シャブリエ:「楽しい行進曲」
●J. シュトラウスII世:ポルカ「雷鳴と電光」
●スッペ:オペレッタ「軽騎兵」序曲
●ワインベルガー:歌劇「バグパイプ吹きのシュワンダ」から「ポルカ」
●オフェンバック:オペレッタ「天国と地獄」序曲

写真1    カラヤン&フィルハーモニア管 プロムナード・コンサート 1960年ステレオ録音初出盤ジャケット (SAX 2404)

写真2   同LP レーベル面