カラヤン&ベルリン・フィルによる「新ウィーン楽派管弦楽作品集」、1972年~1974年録音

今回の紹介盤、カラヤン&ベルリン・フィルによる「新ウィーン楽派管弦楽作品集」(写真1 CDジャケット、3CDセット)はまさにカラヤン美学、ロマンティシズムの真骨頂と云われた名盤である。 1972年から74年にかけて録音されたシェーンベルク、ベルク、ウェーベルンの代表的オーケストラ作品を3枚組CDに収めたアルバムで紹介盤は1980年代末にリリースされた。 筆者もこのカラヤンによる演奏で「新ウィーン楽派」の作品に親しみを感じるようになった。 とりわけシェーンベルクの「浄められた夜」は実演でもよくプログラムに取り上げ1973年ベルリン・フィル来日公演でも演奏している。 いずれもカラヤン唯一のレコード録音となった(写真2 CD収録作品・演奏データ)。

写真1    カラヤン&ベルリン・フィル-「新ウィーン楽派管弦楽曲作品集」-独グラモフォン 427 424-2(3CD)

 

写真2    CD収録作品・演奏データ