カラヤン&ベルリン・フィル の ベートーヴェン「第9」ライブ映像、1977

今回はカラヤン&ベルリン・フィルによるいくつかの「ベートーヴェン交響曲第9番」映像記録から筆者が一番好きな1977年12月31日ジルヴェスター(Silvester)に行われたベルリン・フィルハーモニー(Philharmonie, Berlin)におけるコンサート・ライブ映像を紹介したい。 この映像の初出は今や懐かしいLD(レザーディスク)で独グラモフォンからリリースされた。 紹介のDVDは2008年に映像専門レーベルMedici Arts(現・Euro Arts)よりカラヤン生誕100年を記念して再リリースされたものである(写真1 DVDジャケット-medici arts-2072408)。 制作はユニテル(UNITEL)、映像監督はイギリス出身のクラシック音楽ディレクターのハンフリー・バートン(Humphrey Burton)が務めている。 この1977年はカラヤン&ベルリン・フィルによる2度目のベートーヴェン交響曲全集(独グラモフォン)もリリースされ11月にはベルリン・フィルとの来日公演を行い東京ではベートーヴェン交響曲ツィクルスも行っている。 まさにカラヤン絶好調時代のコンサート・ライブ映像と云えだろう。 このライブ映像の独唱陣もテノールのルネ・コロを除きほかは先の全集盤と同一メンバー、合唱団はベルリン・ドイツ・オペラ合唱団となっている(写真2 DVD演奏・収録データ)。

写真1    カラヤン&ベルリン・フィル/ベートーヴェン交響曲第9番、1977年12月31日ベルリン・フィルハーモニー・ライブDVDジャケット(medici arts-2072408)

写真2    DVD映像収録データ