カール・シューリヒト&ウィーン・フィルによるモーツァルト「ハフナー」・シューベルト「未完成」
カール・シューリヒト(Carl Schuricht/1880~1967)はウィーン・フィルとは相性がよくザルツブルク音楽祭などでも共演し名演を聴かせているがセッション録音は意外に少ない。 今回の紹介盤はモーツァルト生誕200年にあたる1956年のステレオ・セッション(英デッカ録音)でモーツァルト「交響曲第35番”ハフナー”」とシューベルト「交響曲第8番(現、第7番)”未完成”」がカップリングされた誉れも高い名録音である。 ちなみに日本ではCD盤も次第に幅をきかせつつあった時代1985年にLPのみでのリリースだった (写真1 LPジャケット、国内盤ロンドンK15C 7032/写真2 LPレーベル面)。 演奏はシャープでキレのあるシューリヒト節が聴ける1枚である。