カール・シューリヒト&ウィーン・フィル によるブルックナー交響曲第9番、1961  

今回の紹介盤、カール・シューリヒト&ウィーン・フィルによるブルックナー「交響曲第9番」(1961年録音)はLP・CDで現在まで何度となくリリースされ続ける名盤中の名盤である。  ことさら説明も不要と思うがシューリヒトのキレのある鋭角的な演奏に筆者はまり込んでしまう。 ウィーン楽友協会ホールにおけるセッション、山奥の湖水のように透明感ある録音もまた素晴らしい。 紹介LPは東芝音楽工業時代のリリース盤である( 写真1 LPジャケット、東芝音工AA 8158) 。 当時「第9番」の1枚ものは演奏時間の関係もあるが「第2楽章」の演奏が裏面にまたがる盤がほとんどだった。 このシューリヒト盤は第二面に「第2楽章・第3楽章」が収められており「第2楽章」を途中で切らずに鑑賞できた1枚だった (写真2 LPレーベル面)。

写真1    カール・シューリヒト&ウィーン・フィル/「ブルックナー交響曲第9番」LPジャケット(国内盤-東芝音工 AA-8158)

写真2    LPレーベル面