カール・シューリヒト&ウィーン・フィル による1960年ザルツブルク音楽祭モーツァルト・プログラムのライブ盤

今回の紹介盤はカール・シューリヒト&ウィーン・フィルによる1960年ザルツブルク音楽祭におけるライブ録音である。 オーストリア放送協会音源で1993年にEMIより初CD化された。 8月14日のオーケストラ・コンサートでのモーツァルト・プログラムがそのまま収められている。 会場はザルツブルク・モーツァルトテウム大ホールである。 当日のプログラムは「交響曲第38番”プラハ”」、「ヴァイオリン協奏曲第3番」ウィリー・ボスコフスキー(Vn)、「交響曲第41番”ジュピター”」である。 シューリヒトはこの年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団名誉会員の称号も贈られている。 演奏はシューリヒトらしくキレアジのある鋭角的なスタイリッシュなモーツァルトに魅了される。 モノラル録音だが音質クオリティも高い (写真1 CDジャケット、EMI CLASSICS独盤CDH 764904 2 /写真2 CD演奏・録音データ)。

写真1    カール・シューリヒト&ウィーン・フィル「1960年ザルツブルク音楽祭」ライブ盤CDジャケット(EMI CLASSICS-CDH 7 64904-2)

写真2    CD演奏・録音データ