カール・シューリヒト&ウィーン・フィル による ベートーヴェン「交響曲第1番」、米LONDON 10インチ盤
カール・シューリヒト(Carl Schuricht/1880~1967)は1950年代後期にパリ音楽院管弦楽団とベートーヴェン交響曲全集録音を完結(EMI)しているが今回取り上げる「第1番」は息のあったウィーン・フィルと1950年代初頭に英デッカに「第2番」と共に録音した1枚である。 針をおろすとウィーン・フィルの格調高い響きに引き込まれてしまう。 紹介LP10インチ盤は米LONDONレーベル盤だがレコード盤はイギリス・プレスのため「Made in England」と表示されている。 またシューリヒトは1940年代SP時代にもこの「第1番」をベルリン市立管弦楽団と録音していた (写真1 LPジャケット、米LONDON – LS 631/写真2 LPレーベル面)。