カール・ベーム&ウィーン・フィルによるプロコフィエフ「ピーターと狼」

LP裏面のサン=サーンス組曲「動物の謝肉祭」と共にベーム唯一のレコード録音プロコフエフの交響的物語「ピーターと狼」ということでリリース当時話題を呼んだ。 紹介盤は1976年リリースの国内初出盤、ベームの息子で俳優カールハインツ・ベーム (Karlheinz Böhm/1928~2014)によるナレーション(英語/原盤-独語)も話題になった。 さらにバックのウィーン・フィルの響きもまた素晴らしい。 録音は1974年10月ウィーン・ムジークフェラインザールで行われている。 ただ個人的には裏面「動物の謝肉祭」演奏導入部でナレーションとかぶってしまうのが少々残念だ(写真1 LPジャケット、国内盤グラモフォンMG 2508/写真2 LPレーベル面)。
尚、CD化を機にナレーションが二作品共イギリスの名個性派女優のハーマイオニー・ギンゴールド(Hermione
Gingold/1897~1987)に代わっている。

写真1    LPジャケット(国内盤グラモフォン-MG 2508) 1976年国内初出盤

 

写真2    LPレーベル面