キリル・コンドラシン&アムステルダム・コンセルトヘボウ管のライブ盤から、ニールセン&シベリウス「交響曲第5番」

〜 ニールセン&シベリウス「交響曲第5番」 〜

今回はキリル・コンドラシン(Kirill Kondrashin/1914~1981)&アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団によるライブ録音からニールセン&シベリウスの交響曲第5番を紹介したい。 紹介LPは1984年当時の日本フォノグラムからリリースされた国内初出盤である。 コンドラシンはロシア出身の名匠だが1970年代後期には西側のオーケストラにも客演、1978年12月オランダに亡命、その後晩年はこの名門アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席客演指揮者に就任し今後の活躍が期待された。 しかし1981年3月心臓発作で急逝してしまった。 このライブ盤は彼がコンセルトヘボウ管弦楽団客演時代からのコンサート・ライブを収めたシリーズからの1枚である。 ちなみにニールセンもシベリウスもこのライブ盤が彼の唯一の録音となった。 またシベリウスは1976年11月21日の客演時代のライブ、ニールセンは1980年11月20日首席客演指揮者就任後のライブで会場は楽団の本拠地コンセルトヘボウである (写真1 LPジャケット、国内盤PHILIPS-20PC 2024/写真2 LPレーベル面)。

写真1    LPジャケット(国内盤PHILIPS-20PC-2024)1984年初出盤

 

写真2    LPレーベル面