ギル・シャハム(Vn)来日リサイタルを聴く、2000
〜2000年11月15日、サントリーホールにて〜
筆者が米国生まれイスラエル系名ヴァイオリニスト「ギル・シャハム」に関心を持ったのは写真のCD、彼がアンドレ・プレヴィン&ロンドン響と「独グラモフォン」にレコーディングしたバーバーとコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲ほかを耳にした時だった(写真1)。 このCDは彼のプレヴィンとの初共演盤で艶やかなヴァイオリンの音色に引き込まれてしまった。 この2000年11月来日リサイタル公演ではブラームスの「ヴァイオリン・ソナタ」を中心にプログラムが組まれたほか「N響定期」、「都響定期」にも客演しベルク、ブラームスの協奏曲も披露している(写真2 2000年ギル・シャハム来日リサイタル・プログラム表紙/写真3 演奏プログラムと公演日程)。 筆者は11月15日サントリーホールに於ける「ブラームス/ヴァイオリン・ソナタ全3曲」(プログラム1)を鑑賞した。 ピアノ伴奏の江口 玲氏との息もあいブラームスの抒情性、渋味、重厚さが伝わる見事な演奏だった。 因みに彼のヴァイオリンは「1699年製ストラディバリウス」/「ポーリニャック伯爵夫人」(マリー・アントワネットの取り巻きの一人)と銘打たれた名器である。 写真4は2000年11月15日公演チケットである。 尚、プログラム表紙並びにCDのサインは当日の公演終了後ギル・シャハムにそれぞれ入れてもらったものである。