クナッパーツブッシュ&ミュンヘン・フィル/1956年アスコーナ、ライブ盤

今回はクナッパーツブッシュ独特の個性が充分にうかがえる興味深いコンサート・ライブ盤から1枚取り上げてみたい。 彼とは戦前から縁が深かったミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団とスイス、マッジョーレ湖畔の風光明媚なリゾート地で知られるアスコーナ(Ascona)を訪れた際の1956年10月18日に行われた大学講堂でのコンサート・ライブ録音である。 アスコーナはスイスのイタリア語圏の街で収録はスイス・イタリア語放送局(Radiotelevisione della Svizzera)によるものである。 収録作品はベートーヴェン「交響曲第8番」とブラームス「交響曲第2番」で演奏はクナ節が前面に出たゾクゾクさせられるスリリングさもたまらない。 モノラル録音だが録音も良好である。 紹介CDは1995年にリリースされたイタリア廉価盤レーベル、エルミタージュ(ERMITAGE)盤である (写真1 CDジャケット、伊ERMITAGE ERM 157/写真2 CD演奏・録音データ)。

写真1    H. クナッパーツブッシュ&ミュンヘン・フィル/1956年ライブ(アスコーナ)CDジャケット-伊ERMITAGE-ERM 157

写真2    CD演奏・録音データ