クナッパーツブッシュ 、 戦時中のライブ録音からブルックナー「交響曲第4番”ロマンティック”」

20世紀の怪物指揮者と呼ばれたハンス・クナッパーツブッシュ(Hans Knappertsbusch/1888~1965)、生でその指揮ぶりに接して見たかった指揮者の一人だった。 今回の紹介盤、ベルリン・フィルを振った戦時中の放送用ライブ録音、ブルックナー「交響曲第4番”ロマンティック”」(1944年9月8日、バーデン・バーデン)は彼が残した数種の「第4番」なかで現在聴くことができる一番古い録音である。 モノラル録音だが音質も良好である。 ところでこの音源、国内盤でも日本コロムビアから米ブルーノ・ワルター協会原盤で1980年代初頭にLPリリースされていた記憶がある。 その後CD化もされ仏TAHRA(ターラ)をはじめ様々なレーベルからリリースされている。 ちなみに紹介CDは2000年に独TIM  Company  AGよりリリースされた「20世紀マエストロ・シリーズ-40CD BOX」からの1枚(フリッツ・ライナーとの2CDセット)、SP盤起こし(独ELECTROLA音源)ウィーン・フィルとの1940年録音、ワーグナー歌劇「リエンツィ」序曲も収められている(写真1 CDジャケット、独TIM AG 204560-308/写真2 CD録音データ)。

写真1    CDジャケット、THE 20TH CENTURY MAESTROS(独TIM CompnyAG 204560-308)

 

写真2    演奏・録音データ(CD2)