クルト・レーデル&ミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団による「四季」
クルト・レーデル(Kurt Redel/1918~2013)が指揮するミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団(Das Kammerorchester Pro Arte, München)によるヴィヴァルディ「四季」(仏エラート1960年前後録音)は「イ・ムジチ合奏団」盤等々と肩を並べる名盤として知られたが日本ではやや地味な存在だった。 今改めて針をおろすとかつてバンベルク交響楽団のコンサート・マスターも務めたソロ・ヴァイオリンのオットー・ビュヒナー(Otto Büchner/1924~2008)の巧さも響き渡る。 紹介LPは日本コロムビアより「エラート1000シリーズ-バロックの大作曲家たち」と題して1973年に廉価盤でリリースされた1枚である。 レーデル率いるこの楽団のまさに黄金時代の演奏が楽しめる (写真1 LPジャケット、日本コロムビア-エラートRE 1070-RE/写真2 LPレーベル面)。