クレンペラー、マーラー交響曲第9番・第4番 ライブ盤

今回は巨匠オットー・クレンペラー(Otto Klemperer /1885~1973)が得意としたマーラーの交響曲ライブ盤を取り上げてみたい。
写真1は1968年エディンバラ国際音楽祭においてアッシャー・ホール(Usher Hall)で8月30日に演奏された交響曲第9番と1956年2月18日にベルリンのホッホシュ-レ(Hochschule)でのコンサート・ライブ交響曲第4番を収めたイタリア「ハント(HUNT)・レーベル」より1989年にリリースされた2CDセットのジャケットである。 オーケストラは当時クレンペラーが終身指揮者を務めていた「ニュー・フィルハーモニア管弦楽団」、後者は1950年代に客演した「ベルリン放送(RIAS)交響楽団」である。 いずれもモノラル録音だが録音状態は良好でライブ演奏なのでスリリング感もあり自然と惹きつけられてしまう。 また「第4番」フィナーレのソプラノ独唱はドレスデン出身の往年の名歌手「エルフリーデ・トレッチェル(Elfriede Trötschel /1913~1958)」が歌っていることも興味深い(写真2  CD演奏録音データ / 写真3  CDレーベル面)。 尚、CDレーベルはイタリアの「HUNT 」だがCD盤は「フランス制作」になっている。

写真1    クレンペラー「マーラー交響曲第9番・第4番」ライブ盤(2CD-HUNT CD563) 

写真2    収録曲/演奏録音データ

写真3    レーベル面