グレン・グールド/ J.S. バッハ「イギリス組曲」全曲盤、1971-76

グレン・グールド(Glenn Gould/1932~1982)のレコード、CDを聴くにあたりやはりJ. S. バッハの作品を避けることはできないだろう。 今回スポットをあてる「イギリス組曲」全曲盤は1977年のLP初出以来CD至るまで何度となくリリースを重ねてきた名盤である。 ちなみに紹介盤は彼が亡くなった1982年に2LPセットでリリースされたCBSソニーの国内盤である (写真1 LPジャケット、CBSソニー40AC1525~26/写真2 LPレーベル面)。 録音は1971年の「第2番」から始まり1976年の「第6番」までおよそ5年をかけて完結したグールド晩年のバッハ鍵盤楽器大作録音の一つとなった。 またチェンバロではなくピアノ演奏による当時この作品初の全曲録音となったことでも注目された。

写真1    グレン・グールド/J.S.バッハ「イギリス組曲」全曲盤2LPジャケット国内盤CBSソニー40AC 1525~26)1982年リリース盤

写真2    LPレーベル面