グールド&カラヤン初顔合わせ/ ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番」

ヘルベルト・フォン・カラヤン&グレン・グールド初顔合わせベルリン・フィルとのベートーヴェン「ピアノ協奏曲第3番」(1957年ライブ録音)がイタリアのヌオヴァ・エラ(Nuova Era)というレーベルからCD化されたのはもう30年余りひと昔前のことだったと思う。 ちなみに筆者が当時求めたCDは同じイタリア・レーベル、メトロムジカ-ヴィルトーゾ(Metromusica-Virtouso)盤だった(写真1 CDジャケット、1988年リリース)。 このCDにはこのほかグールドが弾くゲオルク・ルートヴィヒ・ヨッフム(オイゲン・ヨッフムの弟)指揮スウェーデン放送響との1958年ライブ録音モーツァルト「ピアノ協奏曲ハ短調K.491」も収められ興味を惹いた (写真2 Metromusika-Virtouso盤-収録作品) 。 そして写真3は2008年にリリースされたSONY BMG MUSIC ENTERTAIMENTの国内盤である。 こちらは当夜のコンサート・プログラムからこの「第3番」のほか最後に演奏されたシベリウス交響曲第5番が収録され、さらに付録としてコンサート・プログラム冊子がPDFファイルで収められていた (写真4 コンサート演奏プログラム、CDブックレットから) 。 また録音データによればベルリン音楽大学コンサート・ホール(Konzertsaal der Hochschule für Musik)で連日3日間開催された最終日5月26日のライブ録音である。

写真1    CDジャケット(伊Metromusica-Virtuoso 2697062 モノラル)

写真2    Virtoso盤演奏・収録作品

写真3    CDジャケット(SONY BMG国内盤 SICC 908 モノラル)

写真4    コンサート・プログラム(CDブックレットから)