ケンペ&ベルリン・フィルによるブラームス交響曲全集

今回も英TESTAMENT盤からルドルフ・ケンペ&ベルリン・フィルによる名盤「ブラームス交響曲全集」(1955年~1960年録音)を取り上げてみたい。 この当時ケンペはベルリン・フィル定期公演の指揮台に立ち並行してレコード録音も行った。 この全集盤(EMI音源)のうち1955年録音「第2番」1956年録音「第4番」はモノラル・セッションで録音会場は全てベルリンのヴァルトビューネ教会となっている(写真1 CDジャケット、英TESTAMENT SBT3054 ・1994年リリース/写真2 CD演奏・録音データ)。 またケンペは最晩年にミュンヘン・フィルとステレオで全集再録(独BASF)にしているが筆者はこのベルリン・フィルとの旧録に愛着を感じている。 このTESTAMENT盤には「悲劇的序曲」(1960年ステレオ)と「ハイドンの主題による変奏曲」(1956年モノラル)も収められている。

写真1    ケンペ&ベルリン・フィル/ブラームス交響曲全集CDジャケット(英TESTAMENT-SBT 3054) 3CD

写真2    CD演奏・録音データ(CDブックレット)