ゲザ・アンダのモーツァルト「ピアノ協奏曲」

ハンガリ―の首都ブダペスト出身の名ピアニスト「ゲザ・アンダ - Géza Anda(ハンガリー表記Anda Géza )1921~1976 、写真1」は1960年代のザルツブルク音楽祭の顔だった。 お国もの「バルトーク」や「モーツァルト」を得意とし1967年には来日公演も行い「NHK交響楽団」と共演、チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」とバルトーク「ピアノ協奏曲第2番」(指揮:外山雄三)が記憶に残る (1967年9月30日東京文化会館)。 今回紹介するLPレコードは彼がザルツブルク・カメラータ・アカデミカ(Salzburg Camerata Academica) (日本では「ザルツブルグ・モーツァルテウム・オーケストラ」とも呼ばれる)を弾き振りした得意のモーツァルトの「第26番 « 戴冠式 »」・「第12番」がカップリングされた1枚である(写真2 LPジャケット(独グラモフォン 139 113 SLPM) /写真3 LPレーベル面)。 1965年にザルツブルク祝祭小劇場でのセッションで後に同コンビによりモーツァルト「ピアノ協奏曲全集録音」を完結している。 ちなみにこの「第26番」第1楽章カデンツァはアンダ自作のものを弾いている。

写真1    ゲザ・アンダ(LP掲載写真から)

写真2    ゲザ・アンダ ピアノと指揮-モーツァルト「ピアノ協奏曲第26番・第12番」LPジャケット(独グラモフォン 139 113)

写真3    LPレーベル面