ゲリー・グラフマンのブラームス/ピアノ協奏曲第1番

フィラデルフィアにある母校カーティス音楽院の院長も務めCBSやRCAに数多くの名録音を重ねた名ピアニストのゲリー・グラフマン(Gary Graffman、写真1)も今年92歳を迎える長老である。 彼の日本での知名度は地味だが紹介盤のブラームス・ピアノ協奏曲第1番は筆者にとってはこの作品にふれるきっかけになった1枚だった。 米RCAのステレオ初期録音を中心に当時国内廉価盤としてビクトローラ(VICTROLLA)シリーズで1965年にリリースされたものである。 この演奏は1958年4月録音、シャルル・ミュンシュ&ボストン交響楽団をバックに溌剌と演奏時間約44分の快速テンポで弾く若きグラフマンである。 録音も良好である (写真2 LPジャケット、日本ビクターSUP-2044 /写真3 LPレーベル面)。

写真1    ゲリー・グラフマン(インターネット画像)

写真2    ゲリー・グラフマン、ブラームス「ピアノ協奏曲第1番」LPジャケット(日本ビクター SUP 2044) 1965年リリース

写真3    LPレーベル面