ゲルギエフ&マリインスキー(キーロフ歌劇場)管弦楽団、来日公演を聴く、1995

〜1995年11月28日、東京芸術劇場にて〜

このオーケストラの名称も表記の仕方によって混乱を招く。 その原因の一つは1991年の「ソヴィエト連邦国家体制」変更に伴い「キーロフ劇場」が元の「マリインスキー劇場」の名称に戻ったことにあるようだ。 従って現在でも正式名称の「サンクトペテルブルク・マリインスキー劇場管弦楽団」のほかこの1995年来日公演でも使用されている「キーロフ歌劇場管弦楽団」、「キローフ管弦楽団」などの記載もある。 1995年の来日公演は1988年より首席指揮者を務めるワレリー・ゲルギエフと共にコンサート・オーケストラとして公演を行った(写真1  1995年来日公演プログラム表紙/写真2  来日公演日程)。 またこの公演ではピアノのスヴャトスラフ・リヒテルも客演予定だったが急病のため流れてしまった。 筆者は11月28日、「東京芸術劇場」におけるストラヴィンスキーの舞踊音楽「春の祭典」と「火の鳥」(全曲)(プログラムC)を鑑賞した(写真3  1995年来日公演・演奏曲目)。 演奏は期待通りゲルギエフのスケール感ある劇的・情熱がこもった指揮ぶりに圧倒された。 この時の模様は後に「NHKFM」で放送されたと記憶している。 写真4 は公演終了後、ゲルギエフにサインを入れてもらった「ラフマニノフ交響曲第2番」のCDジャケト、因みにこの作品はこの楽団により初演されている。 写真5は11月28日公演チケットである。

写真1 1995年 キーロフ歌劇場管弦楽団 来日公演プログラム表紙

写真2 1995年 キーロフ歌劇場管弦楽団 来日公演日程

写真3 1995年 キーロフ歌劇場管弦楽団 来日公演演奏曲目

写真4   公演終了後、ゲルギエフにサインを入れてもらたCDジャケット

写真5    キーロフ歌劇場管弦楽団 1995年11月28日の公演チケット