ゲルト・アルブレヒト&チェコ・フィルの ”ブルックナー交響曲第8番”
ドイツ、エッセン出身の名匠ゲルト・アルブレヒト(Gerd Albrecht /1935~2014、写真1)はマインツ市立劇場 (写真2 1977年筆者撮影)の音楽監督就任(1961年)を皮切りにドイツの主要歌劇場でオペラ指揮者として活躍、初来日は1982年2月のNHK交響楽団定期の客演だった。 筆者も定期初日に聴いたベートーヴェン・プログラムを思い起した (写真3 N響定期(A)プログラム、1982年2月フィルハーモニー)。 今回の紹介盤、ブルックナー「交響曲第8番」は「第9番」に続くチェコ・フィル首席指揮者就任した翌年1994年4月の録音である (写真4 CDジャケット、CANYON Classics-PCCL 00227)/写真5 CD演奏・録音データ)。 アルブレヒトがこの大曲をじっくり歌い上げた名盤の一つで特に後半「第3楽章」「第4楽章」は秀逸である。