コリン・デイヴィス&コンセルトヘボウ管によるムスルグスキー組曲「展覧会の絵」

今回の紹介盤LP、コリン・デイヴィス(Colin Davis/1927~2013)指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団によるムソルグスキー組曲「展覧会の絵」(ラヴェル編曲)は1979年11月デイヴィス初のデジタル録音だった。 また彼唯一のムソルグスキー録音である。 紹介LPは翌1980年リリースのオランダ・フィリップス初出盤である。 LP第二面余白に同時録音のムソルグスキー「交響詩はげ山の一夜」(R.=コルサコフ編曲)が収録されている (写真1 LPジャケット、蘭PHILIPS 9500 744/ 写真2 LPレーベル面)。 この国内盤も翌1981年にはリリースされたが地味な存在だった。 しかし演奏は各場面の情感をこめ特にフィナーレ「キエフの大門」のコーダは圧巻、録音もまた凄い。 彼はこの録音の翌年(1980年)にはナイト(Sir)の称号を叙されている。

写真1    LPジャケット(蘭PHILIPS-9500 744)

写真2    LPレーベル面