サー・マルコム・サージェント&ウィーン・フィルによるシベリウス「管弦楽曲作品集」、1961

ロンドン名物「プロムスPROMS」指揮者としても活躍した名匠サー・マルコム・サージェント (Sir Malcolm Sargent/1895~1967、写真1)がウィーン・フィルとのコンビで録音したこのシベリウス管弦楽曲作品集は少々珍しい1枚である。 彼はシベリウスも大変得意としておりBBC交響楽団との「交響曲第1番」をはじめ名盤を残しているがウィーン・フィルとはこの1961録音のほかは「ロッシーニ序曲集」(1960年録音)を思い起すくらいである。 収録作品は交響詩「フィンランディア」、「カレリア」組曲、交響詩「伝説」、「トゥオネラの白鳥」の四作品、いずれも端正な気品を感じさせる演奏に魅力を感じた。 紹介LPは1976年に廉価盤の東芝ニュー・セラフィム・シリーズでリリースされた (写真2 LPジャケット、東芝EMI-EAC30057)。

写真1    サー・マルコム・サージェント(LPジャケット裏面掲載写真)

 

写真2    LPジャケット(東芝EMI-SERAPHIM EAC-30057)1976年リリース盤